謹啓 清秋の候、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
 さて、昭和四十五年十一月二十五日、三島由紀夫、森田必勝両烈士ら「楯の会」メンバーが、市ヶ谷台上で「憲法改正」を第一義として日本の自主性を恢復せんと至情溢れる義挙に起ってから、早や四十四年が経過致します。
 日本の行く末を憂え自主独立を訴えて自裁された両烈士の思想と行動はまさに光彩を放ちました。この思想と行動を継承せんとする有志により、野分祭実行委員会が設立され、これまで伊藤好雄実行委員長を中心に、決起前日となる十一月二十四日に森田烈士の辞世の句から名付けた「野分祭」を斎行し、両烈士の魂魄の鎮魂に努めて参りました。
 しかしこのたび、これまでの同実行委員会を発展的に解消し、一水会主催として顕彰祭を開催することになりました。
 戦後七十年をひかえ、時代の移り変わりは早く、今や両烈士の思想と行動の意義に関心を寄せる人は少なく、両烈士の名前さえ知らない人々が増えてきつつあります。これは一種の風化ですが、三島由紀夫烈士は決行直前「三島はともあれ、森田の精神を後世に向かって恢弘せよ」という言葉を残されました。ここに至って我々は、より一層広範な各界各層の諸賢に両烈士の思想と行動の意義を訴え、かつ恢弘することを使命とし、何よりも我々の目指すべきは、戦後体制からの脱却であり、両烈士の理念を継承し、真姿日本の顕現を達成することにあります。この目的に向かって「三島・森田両烈士顕彰祭」を左記の通り執り行いたいと存じます。
 ご多忙とは存じますが、万障お繰り合わせの上、ご参列頂きたく謹んでここにご案内申し上げます。  敬白

一水会代表 木村三浩
平成二十六年十一月吉日


三島由紀夫・森田必勝両烈士顕彰祭

〔第一部〕 顕彰祭
        斎主 島田康夫(譲葉神社禰宜)
〔第二部〕 記念講演
        講師 安田光敦 氏(日本武道教育新聞社 編集主幹・主筆)
        演題 「三島・森田の精神を恢弘する時代がやってきた!」
〔第三部〕 直会
        「祭りばやし」 会場から徒歩2分。当日ご案内いたします。

 日時  平成26年11月24日(月)午後2時 開会(午後1時30分 開場)
 会場  ホテルサンルート高田馬場 三階 電話 03-3232-0101
 住所  高田馬場駅 早稲田口 徒歩1分
 玉串料  2,000円(会場整理費として)   直会参加費 3,000円

お申し込みはこちら、またはお電話にて受付中です。


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